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 子宮内膜症による不妊の治療

子宮内膜症による不妊の治療にはどんな方法がありますか?

 

ⅰ. 待期療法
 

子宮内膜症がある女性がすべて不妊というわけではありません。内膜症があっても自然に妊娠する女性も少なくありません。ですから排卵の頃にタイミングよく性交し、自然妊娠を待つ方法もあります。

また内膜症と他の不妊原因が合併している例でかつ内膜症の進行が軽い場合は、他の不妊原因の治療を優先させることで妊娠することも少なくありません。

 

ⅱ. ホルモン療法
 

GnRH agonist製剤(リュープリン™など)や黄体ホルモン製(ディナゲスト™)を用いて3~6ヵ月間、閉経後女性のような状態をつくって内膜症を縮少させ、その後の妊娠を期待する方法です。しかしこのホルモン療法の間は排卵が抑制されるため妊娠する可能性がない状態が継続するため、今すぐ妊娠したい女性には不向きです。

 

ⅲ. 腹腔鏡下手術
 

子宮内膜症は卵巣、卵管、子宮や周囲の腸管に癒着を引き起こします。卵子が卵管に取り込まれにくくなるピックアップ障害の原因になり、卵巣チョコレート嚢胞(子宮内膜症性嚢胞)が直接卵子の機能低下につながることがわかっています。高度な子宮内膜症では腹腔鏡下手術により卵巣チョコレート嚢胞や癒着可及的に取り除くことにより20~35%の女性が術後自然に妊娠すると報告されています。

 

ⅳ. 体外受精-胚移植法(IVF-ET)
 

待期療法により妊娠しない場合、カップルの年齢、不妊期間、今までの治療歴、内膜症の進行度などから、手術と体外受精-胚移植法(IVF-ET)のどちらを先行して行うことが適しているか検討します。

腹腔鏡下手術を先行して、その後なかなか自然に妊娠しなければ内膜症が再発する前に体外受精を行う
体外受精を先行して、妊娠が成立した場合、妊娠期間は内膜症は経過観察
重症な内膜症の場合(手術による卵巣皮質の減少を考慮して)腹腔鏡下手術に先行して受精卵の凍結保存を行うこともあります